食事療法は胃を休めることが目的です。その方法は…
・たくさん食べない
・自分に合った胃の負担が軽いものを食べる。
・早く消化を終わらせて胃を休ませる時間を取る。
・症状が出ない食材を探す。検証する。
・食べ方を工夫する。
・疲れた時に食べないなど予防を体得する。
・疲れなど症状が出た時に、正常に戻す方法を体得する。
などです。
たくさん食べない／自分に合った胃の負担が軽いものを食べる。
この病気で病院にかかっている場合、おそらく食事が正常ではないはずです。
胸焼けしたり消化不良で、病院でネキシウムやガスモチンを処方されているはず。
食べられないので、痩せたり体力が落ちたりしているはずですが、
胃を休めることを考えると、食事は体調に合わせて減らします。
症状が出ない食材を探す。検証する。
■スタート
まず、最も消化のいいもので体に合うものを探します。
食材は、食パン、ゆるいおかゆ、豆腐、たまご（半熟）です。
この中から、タンパク質と炭水化物を選んで食べます。
必須アミノ酸のサプリとして、アミノバイタル（味の素）を運動の後に1〜3本摂ります。
私の場合かなり良くなかったので…
・食パン（1/2枚）、豆腐（1/2丁）＋ゆかり、水分は麦茶かアクエリアス
これを9時、15時の2回の食事で摂るということになっていました。
食事量が少ないのですが、この時は体調が最悪で、この量すら食べられませんでした。
■1〜2週間後
数日この食事を続けると体がラクになってきました。
それ以前は寝込んでいたとはいえ、薬を飲みながら無理やり普通の食事に近いものを食べていましたので。でも、だいぶ前からご飯はお湯を加えてレンジでチンして緩くしていましたし、フライや天ぷらは食べられず、大好きなハンバーグもこってりしたものは無理でした。
朝食の、コーヒー、食パン、ヨーグルト、レタス、トマト、きゅうりなどを止めてみると、
それまで昼前になるとよく起こっていた強烈なめまい、目の奥のうっとうしさ、頭の皮が突っ張る感じが一気に出なくなり、すごい成果だとおもいました。
コーヒーはすっぱり止めました。おかげでこの症状がかなり軽くなりました。
（母も朝のコーヒー、ヨーグルトを止めるとめまいがかなり減ったようです。）
■検証
最初のシンプルな食事で症状が出なくなったら、合っていると判断して、次に食べられるものを探します。
もし、体調が良くならず胃もたれや消化不良が改善されない場合は、違う食材でやり直します。
・ゆるいおかゆ、卵など。
いい場合は、まずは消化がよく負担の少ない「葉もの野菜」を1品加えます。
指事された葉もの野菜は「白菜」です。
これをよく煮て繊維の少ないところから試します。
堅いもの、体積の大きいもの、胃で膨らむもの、重いものが胃の負担になるので、白菜もこれに沿って、芯は避けたり細かくきざんだり、よく煮て食事に加えます。
ここで1日試して様子を見ます。
問題なければ3日続けます。
食べたものの影響は2時間後〜72時間遅れて症状を引き起こすということで、見極められるように時間をおきます。（OKな食事に1食だけ加えてもとに戻す）
1食加えて症状が出てしまったら、元のOK食材をしばらく続け体調が安定するのを待ちます。
体調が安定したら、同じ出順で別の食材を試します。
この繰り返しで食べられるものを少しづつ増やしていきます。
すごく根気がいる作業ですが丁寧にやるのが一番効率がよく、続けるうちに体調も良くなり食べられるものも確率が上がるはずです。
調子が良くなると、いろいろなものを食べてしまい、一気にダウンする…ようなことも多くどれが悪かったのか訳がわからなくなることが多いので、
まずはベースとなるOK食材をしっかり探してからがいいと思われます。
最初にOKしっかり見極めておくと、その後追加したものが悪かった場合、逆算して特定がしやすいです。
また、食べたもの、時間、薬、疲れるような行動などは専用のスケジュール帳などにメモっておくといいです。
むしろこれがないと整理できません。
