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慢性疲労症候群で障害年金(2)病歴・就労状況等申立書の書き方・実例

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注意
このブログでは私の慢性疲労症候群・CFS治療について書いていますが、発症から4年ほどはウォーキングがとても効果があったように感じましたが(体調も良くなった)、ある時大きなクラッシュをしてからは、運動がクラッシュの引き金になって、クラッシュするたびに体調が悪くなる(完全に元に戻らない)ことが多くなり、その時点ではウォーキング等の運動は良くないと思うようになりました。
2020年4月にひどいクラッシュがあり、ガクンと体調が悪くなり戻らなくなった今は、調子が良くても絶対安静をしています。
これらのことから、今はCFS初期の方でも運動はお薦めいたしません。もしそれがきっかけで不可逆なクラッシュになってしまってはいけないと思うからです。ご注意ください。

「慢性疲労症候群で障害年金(1)申請の仕方」の続きです。
http://size2.fem.jp/wpcfs2/archives/2194

前投稿で障害年金の概略〜申請の手順などを書いてきましたが、いよいよ最大の関門である申立書の書き方についてです。

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病歴・就労状況等申立書の書き方ポイント

これが一番問題でした。ネットを調べると色々なポイントが次から次へと出てくるので、なかなかまとまりません。
それもあって、専門の社労士さんにお願いすることにしました。
すでに膨大な申立書の下書きを推敲していましたのでそれを渡すことで、社労士さんとは簡単な電話とメールのやり取りですみました。

一応、「病歴・就労状況等申立書の書き方ポイント」をまとめておきます。
・発症、受診、転院、入院、手術、治療中止、症状の変化、仕事の変化などの期間で記述を区切ります。
・期間が途切れないように書く。
・知ってほしい大きなな症状が起こった時で区切る。
・通院の頻度、治療、薬の処方などを書く。
・どんな症状が出て、どんなことができないかを明確にする。
・生活でどんなことが困ているかを明確にする。
・どんな症状が出ているか、不便さ、工夫などのエピソードを書いていく。
・処置名、薬など医療の専門用語を使用した方が伝わりやすい。
・状況、状態が簡潔にわかる文章かを確認する。
・「どこが」「どのような状態で」「どのような動作をすると」「辛い・困難」という文脈を心がける。

しかし、この膨大な下書きを社労士さんに見せると、「そういうことはいいんです」と言われる部分がいくつもありました。
当時の話を忘れてしまって、細かいことは覚えていないのですが、ニュアンスとしては…
・細かい症状の羅列→もう少し総合的に?
・この時は、やっとこれくらいウィオーキングできた→できたことは必要ない。
などです。
そのほかのポイントは、それほど外れてはいないようでした。

社労士さんが書いた病歴・就労状況等申立書の実例

ここで、実際に労務士さんの作成した申立書の一部分を載せておきたいと思います。
全部公開すると何か問題があっても困るので一部ですが、申立書作成の参考になるかと思います。
基本的には、私が書いた下書きを元に書かれていて、部分的にそこから発展して書かれていますが、嘘は書かれていません。

1.平成○年○月〜○年○月まで
[発病した時の状態と…]
疲れやすいと感じる状態でした。
この時は生活に大きな支障はありませんでした。

2.平成○年○月〜○年○月まで
[左の期間の状況]
疲労がひどく、いくら寝ても眠り足りない感じで、日中・夜間を問わず眠るようになった。また、起床時にひどいめまいが起こり、頭・体が起こせず、一日中めまいが続きた立ち上がることができなくなりました。このめまいが5日ほど続き、徐々に取れましたが、めまいが終わると体に強い疲労感が発生していて、ベッドから起きられなくなっていました。
常に脱力があり力が入らないことがよくありました。

3.平成○年○月〜○年○月まで
医療機関:○○病院
[左の期間の状況]
強い疲労感が続きますので、別の病気で受診していた○○病院を受診しました。
血液検査や心エコー、CTスキャン等の様々な検査が受けましたが、異常が見つからず、持病が原因とは考えられないので、慢性疲労症候群と診断されました。
この時、点滴や投薬の治療を受けておりました。

4.平成○年○月〜○年○月まで
医療機関:○○病院
[左の期間の状況]
疲労感が強く出ると、1週間以上寝込んでまともに食事も摂ることができなくなり、体重が現象してしまいますので、点滴による治療を受けておりました。

5.平成○年○月〜○年○月まで
医療機関:○○病院
[左の期間の状況]
慢性疲労症候群に効果があるとされる「補中益気湯」「柴胡桂枝湯」「加味逍遥散」を中心とした漢方薬による治療を受けておりました。
2年間治療を受けましたが、効果がありませんでしたので、転院しました。

6.平成○年○月〜○年○月まで
医療機関:○○病院
[左の期間の状況]
漢方等の投薬による治療を受けております。

[日常生活の様子]
極度の疲労感に襲われている状態です。簡単な掃除等の家事をしても2〜3日は起き上がれなくなってしまいます。長いと1週間以上寝たきりになります。

入浴に関しても、浴槽に入る体力がなく、冬でもシャワーのみしか出来ません。そのシャワーも毎日出来るだけの体力がなく、数日に一回となります。また、シャワーを済ませて…疲労困憊となって動けなくなって…。

歩くこともままならず、外出は不可能となっております。ほぼ通院でしか外出しておりません。通院時は家族の運転する車で病院まで連れて行ってもらわないと受診もできません。
受診して外出しますと、1週間は寝込んでしまいます。

集中力の低下といった症状に加え、睡眠障害もあり熟睡感が欠如しております。はっきりとした夢を見るので…寝ても疲れが取れず、…目が覚めた時点で疲労困憊状態となっております。
これだけ疲れているのに睡眠導入剤が必要で、途中覚醒もあります。

食事も胃に負担があるものが食べられず、豆腐の味噌汁に卵を落としたものくらいしかたべることができません。これを1日2食食べるのがやっとで、その状態が2年以上続いております。
そのため、172cmに身長に対して体重が46.5kgとなっており、BMIが17を切るるい痩状態となっております。

以上のような状態で、日中の大半を横になって過ごし、活動範囲は自宅内に限定されているため、日常生活に著しい制限がございます。

以上

と、こんな感じです。
文章は全て私の下書きから内容的に抜粋して書かれていますが、表現やポイントの置きどころにコツがあるように思います。
・基本は、正確な時期と治療状況の明記が必須で、
・その時の、病状とそれによって出来ないことや生活上の障害を書く。
・時には細かく書く。
・表現は手加減なくひどいものはひどいと書く。
などでしょうか。

とにかく、自分ではこう言う風には書けなかったと思います。
特に、まとめ方です。似たようなことはかけると思いますが、どういうことを説明するか?のポイントが自分では難しい。
やはり社労士さんに頼んでよかっと思うのでした。

まとめ

ざっと見てきた障害年金の病歴・就労状況等申立書の書き方ですが、
感想は、できそうでできない。特に元気な時ならいいが、体調不良が続く時に、過去の通院歴を調べたり、以前通っていた病院に診断書をもらうとか、これまでの経緯をまとめるとか、相当体力と頭を使います。
慢性疲労症候群の場合、体力も頭も能力低下することが多いので、できるだけ負担は小さくしたいですよね。

ここまで準備して、私が最後に社労士さんに申請を依頼しようと思ったのは、自分で申請して却下されたら後悔すると思ったから。
後で、なぜ専門家に頼まなかったのか…と悔やむようなことになるのはいやだと考えたからでした。
2回に渡って慢性疲労症候群の障害年金の申請について書いてきましたが、なにかの参考になれば幸いです。

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