さっきTVの番組で、「悪夢を見て眠れない」という方から電話がかかっていましたが…これ、胃食道逆流症・逆流性食道炎の方はよくご存知の症状ですね。
寝てる間に、胃酸が逆流するからです(もちろん他の原因もありますが…)。先生いわく、ホラー映画3本立てっていう患者さんもおられるそうです。
司会の方も、悪夢の時、口がカラカラになってる…と言っておられましたが、これも胃酸逆流の症状にぴったりですね。そのほか、口が酸っぱい、唾が黄色い、目まい、耳鳴り、喉の痛み・詰まり、背中のだるさ、みぞおちの張り・痛みなどなど、胃酸逆流にもいろいろな症状があります。
対処方は、寝るまでに胃の中を空っぽにすることでしょうか。空っぽでも、胃酸が出て逆流するとダメですが、眠る姿勢を、胸から上を高くして寝るといいようです。私は治療中なのでいつもそうしています。
私も、夜中何度か目が覚めて、目を閉じると悪夢の続き…ということがありましたが、お腹を空っぽにして眠ると夢を見ません。就寝時間近くに何かを食べてしまったり、胃弱で夕飯がまだお腹に残っている感じの時は、少しでも胃がすっきりするまで起きていたり、室内で足踏みして腹ごなしをします。
ウォーキングできればもっといいです。7,000歩あるくと胃が動き始めるらしいです。寝る前にそんなにあるけませんが、7,000歩に足りなくても胃がスッキリしてきます。
さらに、夕方6時以降は水分をひかえています。水分が多いと逆流しやすいからです。
(慢性疲労症候群の場合、ウォーキングがいいと言われてきましたが、最近は絶対よくないという意見もあるそうなので、とりあえずオススメしません。)
私は、胃酸の逆流がひどいので、布団に寝転んだ瞬間にクラクラと目まいがします。その瞬間、逆流して目まいが起こるそうです。いつも、それまでなんとも無いのに、布団に入った瞬間「気絶しそうなめまい感」があるのはなぜかと思っていましたが、これが胃酸の逆流のせいだったんです。思いもしませんでした。
横になる時は、普通に動作すると腹筋を使ってしまって逆流するので、しっかり手を床について、腕の力に頼って横になることで腹筋による逆流を防ぐようにします。
悪夢を見る方、胃酸の逆流が原因の方もそうで無い方も、何らかの睡眠妨害が隠れているのかもしれません。