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慢性疲労症候群の回復中の私が、ここ1年でやった効果があった8つのこと。

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注意
このブログでは私の慢性疲労症候群・CFS治療について書いていますが、発症から4年ほどはウォーキングがとても効果があったように感じましたが(体調も良くなった)、ある時大きなクラッシュをしてからは、運動がクラッシュの引き金になって、クラッシュするたびに体調が悪くなる(完全に元に戻らない)ことが多くなり、その時点ではウォーキング等の運動は良くないと思うようになりました。
2020年4月にひどいクラッシュがあり、ガクンと体調が悪くなり戻らなくなった今は、調子が良くても絶対安静をしています。
これらのことから、今はCFS初期の方でも運動はお薦めいたしません。もしそれがきっかけで不可逆なクラッシュになってしまってはいけないと思うからです。ご注意ください。

 わたしの場合、胃の弱りなどの?胃食道逆流症からくる慢性疲労症候群ですが、その療養について書きます。

 まず、胃食道逆流症…と聞いて、私は違うから(脳、精神、神経…が原因)と思った方がおられるかと思いますが、私も同じでした。実はここにも原因があるかもしれないことを一度考えてみてください。多くの方が、ここを素通りされるのでいくら治療しても、原因にかすりもしない…ということがあるようです。また、原因が別でも同時に胃からくる疲労が重なっている場合もあるかもしれないので、胃を労わると症状がラクになるかもしれません。

 ほんとうに去年・2016年は辛かった。一年経ってここまで回復できたことに、ホントに良かったなあと思っているのですが…
 ここ数年、寝たり起きたりで次第に体調が悪くなっていて、昨年・2016年5月に本格的に体調を崩し、7月にはかなり辛く、毎日毎日、身体がしんどい状態でした。寝ていても、じっとしていてもしんどくて。とうとう寝たきりになりそうということで、ベッドの準備を始めていました。

 あまりに辛いので、抽選で予約が取れた病院(現在通っている他府県の病院)にも、かからずにおこうと思っていたところ、その病院の事前診断の先生に「しんどくても、ぜひ受診してください」と言っていただいて、事前検査の結果を用意して、現在の先生に診ていただきました。
 今思うと、先生の言うことを聞いて良かったなあと思います。背中を押していただいて感謝しています。

 それで、現在の先生に診て頂いたのですが、この一年で何をやったかを書くことにします。
この一年でやった8つのことを効いたなと思う順番で書くと…
・食事制限による食事療法
・ウォーキング(1日7,000歩以上)
・薬(制酸、整腸、漢方薬)
・コタツからイスの生活へ
・睡眠の質をあげる
・冷たいものを口にしない
・足やお腹を冷やさない
・前屈する姿勢に気をつける(腹圧をあげない)
です。順番はつけましたが、どれもそれぞれ外せないと思います。

▼食事制限による食事療法
 詳しくは食事制限のページに書いてますが、ざっくり言うと「胃にやさしいものだけ適量食べる」です。
 食べられる物は少なくて、私の場合、食パン、おかゆ、たまご、豆腐、白菜、小松菜、麦茶、アクエリアス、白湯くらいです。必須アミノ酸はサプリメントで摂っています(アミノバイタル)。これすら自分に合わない時は食べられません。
 食事の総量も少なくて、つぎの食事まで空腹でダイエットのような忍耐も必要です。

 ここから始めて徐々に品目と量を増やしていきます。まず、これらを少しずつ食べて試し、食べられる物を確認していくのです。そして、食べられるものを続けて、胃や体力を回復させます。一気には進みません。1品目ずつ数日以上かけて進めます。
 目的は、とにかく胃を休ませること。決して、疲れているから体力をつけようと、たくさん食べたり肉を食べたりしないことです。私たちには逆効果です。

 わたしの場合は、1日2回、9時と16時の2回食。食事の間隔を空けて消化を完了させます。また、寝るまでに胃を空っぽにするようにします。寝ている最中に胃が動いていると、睡眠の質が落ちて疲労が残ります。

 この食事だと筋肉が落ちてしまうので、アミノバイタルを毎日最低1本(2,200mg)摂って補います。これを摂らないと、どんどん力が落ちていきそうです。飲んでいても手足が重くなることがあって、その時はもう1本追加します。
(※副腎疲労の人は空腹にすること自体が危険な場合もあるそうです。)

▼ウォーキング(1日7,000歩以上。最近ウォーキングの悪影響も報告されています。)
 食事制限の次に効いたと感じるのがコレ。ウォーキング=運動です。ものぐさな私が珍しく続けている習慣で、これが続いていなかったら、明らかに今の状態はありません。
 7,000歩ほど歩くことで胃が動き始めるらしいです。なので、1日7,000歩以上を目安に歩きますが、私の場合は、一気に歩けなかったので2回に分けてです。本当は一気に歩く必要があるかもしれません。
・夕食前に、室内で足踏み運動3〜4,000歩。
・夕食後に外出してスーパー西友の食品売り場をグルグル3〜4,000歩以上。

 出来るだけ、ウォーキングの直後にアミノバイタルを飲みます。筋肉を使った後30分以内にアミノ酸を摂ると効率的に筋肉に反映するそうです。
 ウォーキングは疲れてしまうとダメなようで、目安は筋肉痛になるようだとやり過ぎだそうです。疲れてしまうと、胃の動きが弱くなり、また食べられなくなって、体調も逆戻りしてしまい、またイチからやり直し…という感じです。食べ過ぎても同じです。

 2016年の8月頃、体調がどん底時はとにかくしんどくて身体もフラフラ。それでも、「これはやらないと!」と思いなんとか毎日実行できました。最初は室内をゾンビのように歩き回って歩数をかせぎ、そのうちしっかりした足踏みに変えました。ふくらはぎを意識して足踏みすると、次第に筋肉がついていきました。今もすですが、全身ガリガリなのにふくらはぎだけは、がっちりして重量感があります。
 そのうち外で歩いてみようと思って近所のスーパーに行くようになりました。これも、最初はまだ体力もなく(むしろ無理な感じ)、スーパーに行っても駐車場から食品売り場まで行けずに戻って来たりしました。
 体もフラフラですが、頭もフラフラで目まい、頭が重くて起こしていられない貧血のような症状、眩しい、目の奥がグリグリと辛い…などの症状があってまだまだ病人でした。また、外に出ると体力の消耗が全然違って辛かったです。

 そんな感じでしたが、毎日スーパーに通い続けて、毎日ほんの少しずつですが前日より少し歩けた…を繰り返しました。ほんと、ほんの少しです。それが今も続いていて、毎日毎日、ほんのほんの少しづつ、回復してきました。
 食事制限や薬だけでも効果はあるのでしょうが、毎日のウォーキングで身体を動かしたことは、今思うと非常によかったのでは…と思います。これがなかったら回復してなかったのでは?とも思います。
 これは、もっと重症の同じ疲労の患者さんのブログで「体を引きずるようにして毎日何万歩も歩いた…」と書いてあったのを思い出して支えにしていました。清さんありがとう。

▼薬(制酸、整腸、漢方薬)
薬については専門的なことはわかりませんので、品目だけ挙げておきます。
・ネキシウム
・ミヤBM
・マグミット
・ベルソムラ
・マルファ
・五苓散
・補中益気湯
・アルサルミン

▼コタツからイスの生活へ
 これも効いたと思います。それまで、PC作業はデスクでイスに座って行っていたものの、寒くなるとコタツにノートパソコン、食事もコタツで…ということが多くなっていました。また、しんどくなるとコタツで過ごし、疲れるとそのまま横になったりしていました。

 しかし先生から、「腹圧を上げるようなことはしないように」ということで、イスの生活にするように指導されています。確かに、コタツだと体を前に折るし、それで食事するいつも胃が痛くなってました。お腹の姿勢を楽にしてやることで胃の動きを邪魔しないし、なによりラクです。4時間のことなので、結構重要だと思います。

▼睡眠の質を上げる
 睡眠がよくないと、やはり疲労が残るようです。

 睡眠をよくするには…
・眠る時に胃をからっぽにする(睡眠中胃を動かさない)
・カフェインを摂らない(興奮作用)
・18時以降は食べない、水も控える(胃酸を逆流させない)
・漢方薬(興奮を抑え眠りを深くする)
・上半身を少し起こした状態で眠る(胃酸を逆流させない)

 寝るまでに胃を空っぽにするために、食事の量と時間を決められました。
 体調が少し安定してからの食事のメニューは…
・食パン1枚+豆腐1丁または、おかゆ小1杯+卵1個、程度の食事を朝夕2回
・時間は9時と16時の2回
・18時以降は水分も控える

 私だと、このくらいの食事でも、消化するのに6時間以上かかるはずとのことです。実際はもっとかかっている気がします。
 日中何か作業をして体が疲れると、胃の消化能力も落ちます。なので、疲れた時は普段より食事量を減らすべきだそうです。療養中であれば1食抜いてもいいくらいです(個人感想)。決して、体力をつけるためといって肉なんか食べてはいけません。1食抜くと、翌日体が軽くなっていることが何度もありました。

 こうして、1回の食事をできるだけ消化してから、次の食事を摂る。寝るまでにできるだけ消化して、睡眠中に消化活動をしなくてもいいようにということです。消化活動が残っていると、体力も使うし内臓も疲れます。
 何より問題の胃酸の逆流が起こります。これが各種症状の元ですので避けなければいけません。

 よく、先生に「悪夢を見た?」と聞かれます。胃酸が逆流していると眠りが浅くなり、いやな夢を見やすいそうです。こんなことも始めて知りました。病気レベルではないにせよ、世間でこのパターンにハマってる人って多いのでは?と思います。

 この治療で私は、大好きだったコーヒーを一切やめました。コーヒーココア、紅茶、カフェインレスでも….どれもダメです。
カフェイン、砂糖、油分、炭酸、冷温…いけません。ぐびぐび飲むのもNGです。
 寝る前に栄養ドリンクなんてのもダメです(これから寝るのにカフェインは真逆です)。私の場合許されていたのは、「麦茶、アクエリアスを人肌で飲む」です。

▼上半身を起こした状態で眠るのも指示されています。
 敷布団と背中の間にタオルケットなどを敷いて傾斜をつけます。こうすることで胃酸の逆流を防ぎます。知り合いの患者さんは、リクライニングベッドを使っておられて、とても快適とのことです。

▼冷たいものを口にしない
 地味ですがこれも重要です。以前から多少わかっていましたが、ぬるいものまたは温かいものだけを口にするようにしています。冷蔵庫でひえた豆腐などは、必ずレンジでチンして食べています。
 いまのところ食べるものはどれも多少なりとも温かくしています。温かいものはおなかに優しいことが実感できますね。

▼足やお腹を冷やさない
 これも自然と行っていたことですが、お腹や足が冷えると胃の動きが悪くなるそうです。なので腹巻です。
 わたしはもうお腹にちょっと圧力がかかるだけで辛くなっているので、パンツのゴムも苦しくて、ハサミで切って履いていました。現在も。腹巻もユルユルにして欠かさず巻いています。

 実際、お腹が冷えたりすると、胃の真ん中・みぞおちの真ん中に筋肉痛のようなへんな痛みが出ます。
これは以前からあって、外出した時などによく起こっていたのですが、この症状はちゃんと胃食道逆流症の症状の中にもありました。

 部屋の中では、足は靴下2枚履きです。普通のお靴下をはいて、その上から毛糸のスリッパみたいなヤツを履いています。夏でもそうしています。

▼前屈する姿勢に気をつける(腹圧をあげない)
 これも気をつけています。ほとんど知られていないと思いますが、胃酸が逆流すると、いろいろな症状が出るようです。私の場合、ひどい目まい、目の奥のグリグリ感、頭の皮が突っ張る感じ、耳鳴り、喉の詰まり感、後鼻漏、鼻水、咳、鼻の奥のへんな匂い…いろいろ出ます。
 これは、食事後の胃酸がピークになる2時間前後の時もありますが、腹筋を使う、体を折り曲げるなど、普段のちょっとした体の動きでも起こります。
 たとえば…
・寝るために横になる
・階段を登る
・洗面台で顔を洗う
・髪を洗って顔を伏せて水を流す
・前傾で自転車をこぐ
などで、これをちょっと行っただけで、途端にフラっと目眩がしたりします。

 胃酸が原因と気づかずに症状が出ている方も多いのでは?と思います。耳、鼻、喉は耳鼻科の症状と思うのが普通ですが、胃酸の逆流でも起こるようです。体を起こしたり腹筋を使った時にツーンと耳鳴りがしたりしませんか?

 かなり普段の症状が治まっている私でも、寝る時に横になる時にゴロンと寝転ぶと、寝転んで目を閉じているのに、グルグルと目まいがします。ゆっくり腹筋を使わないように、手をついて横になるとマシになります。でも、横になるだけでも胃酸が逆流しますので目まいはします。括約筋が弱いせいでしょうか。
 なるべく夜の水分は控えるのが良さそうです。

 いかがだったでしょうか?
これが、寝たきり直前からここまで回復してきた私がやってきたことです。体調は今も回復途中という感じですが、ちょうど受診から1年の今年2017年9月頃から、がくんと体調がよくなりました。これらのことを毎日続けているとこういうことが、良かったのかなと思っています。

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